ヘレネーは

ヘレネーは、ギリシア神話に登場する女性である。

スパルタ王テュンダレオースと王妃レーダーの娘だが、実の父はゼウスだという。

兄にディオスクーロイ、姉にカストールの双子のクリュタイムネーストラーがいる。

メネラーオスの妻となったが、イリオスの王子パリスにさらわれ、トロイア戦争の原因となった。ヘレネーは成長すると、人間で最も美しい絶世の美女となった。

テーセウスは彼女をさらって母アイトラーのもとにあずけたが、ディオスクロイにアイトラーごと取り返された。

アイトラーは、この後ヘレネーに召し使われてイリオスまでついて行き、イリオス陥落の際にテーセウスの息子のデーモポーンとアカマースに再会した。

ヘレネーの結婚に際しては、求婚者がギリシア中から集まった。

ヘレネーの父テュンダレオースは、彼らの中の誰を結婚相手に選んでも、それ以外の男たちの恨みを買う恐れがあるため、あらかじめ「誰が選ばれるにしても、その男が困難な状況に陥った場合には、全員がその男を助ける」という約束をさせ、彼らの中からメネラーオスを選んだ。
update:2010年02月26日